産業廃棄物処理委託契約

建築業界に勤めるまで産業廃棄物の処理についてはまったくの知りませんでした。
産業廃棄物という言葉は違法処理が問題となり、ニュースでは聞いたことはありました。
建築業界に勤めて初めてマニフェストという書類を見ました。
これは現場で処理する廃棄物を排出する際に、1回ごとにいる書類でした。

排出する側が作成し、まず運搬してくれる業者さんに渡します。
運搬業者さんが廃棄物処理場まで運搬し、処理業者に渡します。
廃棄物を処理をするのに、3社が関わることになります。

まずこの3社で契約を産業廃棄物処理委託契約を結ばなければなりません。
この契約は1年更新だったと思います。

この契約があっての前提で産業廃棄物の処理ができます。

私が勤めた会社は排出する側でしたので、運搬業者にバッカンを現場もしくは作業場に持ってきてもらって、そこに廃棄物を溜めます。

会社が依頼していたのは、横浜の産業廃棄物処理の会社です。

大きな現場では、1、2日でバッカンがいっぱいになることもありました。

ですので、マニフェストは事前に数セット用意しておきます。

排出業者のところに会社のゴム印を押すだけでしたが、マニフェストの1セットが5、6枚で1セットだったので結構押すのが大変でした。

あとは運搬業者が記入してくれます。

こんなめんどくさい作業をしないと廃棄物も処理ができなくて大変ですが、でも違法処理をする人がいるために、こんなめんどくさい作業になるのだろうと思います。"