大学時代、製造業に内定をもらってから、実際に就職する前に製造業の工場で働きたいと考え、工場のラインや倉庫で働きました。
もちろん、倉庫の仕事ではパレットや台車に積まれた商品を運ぶ仕事が待っています。
とにかく今ではあの経験が本当に楽しかったとともにためになったと思います。
単純に倉庫に商品をパレットごとで並べているように思いがちですがそんなことはありません緻密な計算で並べられています。
何しろ出荷の順番ごとにうまく並べていないと時間のロスが激しくなります。何しろ限られたスペースに極力多い商品を並べていく必要があるわけですから。
ITの力だけではなく現場のカンや経験もいかされています。また、商品の扱いになりますので気を使う必要もあります。
パレットに数段に並べられている商品が落ちないように家庭用のサランラップの大きいものできれいにまいて補強するのです。
この巻き方にもコツがあって、初心者が下手にまくと運搬中に崩れてしまう可能性もあります。
商品が落ちないようにカゴ枠のついたカゴ台車もありましたが、数が少ないのでベテランはパレットを使っていました。
キャスター車輪交換の為、カゴ台車の業者さんに送ってパレットだけになった時は、これが使えない人は何度も荷物をひっくり返していましたね。
少し記載しただけでもこれだけの現場の工夫が荷物、商品の運搬のためにこらされていることがはっきりわかります。
何事もやはり、現場で実際に体験、経験してこそわかることが多くあります。