新人さんの一人暮らし

職場の新人が、会社の近くに住むというので大森の賃貸情報をネットで見ていましたが、不動産屋のホームページも細分化されていて、「一人暮らし用賃貸情報」なるものがあるのですね。

時代も変わったなーと思って見ていましたが、本人はとても楽しそうに部屋選びをしていました。

若い人にとって一人暮らしと聞くと、何でも自分の好きなようにできるし、大人になった気がするので憧れるものです。

私も親元を離れてとある田舎で一人暮らしを始めた時にはそういう思いでした。

それでも実際はじめてみると、掃除や洗濯にしても、買い物や食事を作るのも何でも自分一人でしなければならないので慣れるまで結構忙しかったのを覚えています。

また、仕事に行った後で、アイロンをつけっぱなしにしていなかったか、ストーブを消したか、お風呂の水を止めたかなど気になったりしたものです。

そんなうっかり者の一人暮らしでしたが、それなりに一人で暮らすことに伴う責任感を学ぶ良いきっかけになったと感じています。

また、田舎での一人暮らしは生活のいろいろな面で近所の人とのつながりや友人たちの助けの大きさを実感する機会が多くありました。

例えば、大雪が降って仕事に行く時間なのに除雪が間に合わなくって焦っていた時に、近所のおじさんが除雪機で除雪を手伝ってくれたことが何度となくありました。

そんな人とのつながりを通して、人は一人では行きていけないということの真実さも実感し、その後の都会に戻ってからの生活でもプラスになったと感じています。