外壁の色

私の家から芦屋にある叔母の家まで行く道のりに、古いアパートがありました。

見た目は特に可もなく不可もなく、ありきたりな雰囲気の家で、特に何か感じるわけでもなく、そばを通っていました。

小中学生の頃はよく叔母の家に遊びに行っていたので、そのアパートを目にすることも多かったのですが、社会人になるとなかなか遊びに行くことが出来ず、その道を通ることがなくなってしまいました。

しばらく経って、用事が出来たため久しぶりに叔母の家に行くことになり、いつもの道のりを歩いていた私は、あの古いアパートを見てビックリしました。外壁がすごい色に塗装されていたからです。

ちょっとミルクを足したようなまろやかな感じのエメラルドグリーンが周りの大人しい雰囲気から浮いた状態で、ドーンと建っていました。

なぜその色にしたんだろう。

正直家にしてはちょっと奇抜な色だったので、住んでいる人はいやではなかったのか?
なんて考えてみましたが、色が変わってからついついそのアパートを歩きながら眺めてしまうようになり、気づけば、ちょっと可愛いなぁなんて思ってしまうまでになりました。

何の変哲もない古いアパートを劇的に変身させた外壁塗装。

大家さんが希望したのか、芦屋・西宮の外壁塗装会社が提案したのかはわかりませんが、たまにはこんな色もいいなと最近では思っています。

最近、鮮やかなピンクや、蛍光オレンジ、濃いグリーン、ラベンダー色など今まではあまり家に使われていなかった外壁の色が増えてきたように感じます。

住んでいる人だけではなく、外から見ている人まで楽しい気持ちにさせたりビックリさせたりする外壁塗装。

これからも、どんな色の家が登場するのか、楽しみにしています。